屋台の彫刻

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 二つ下の記事「屋台1952(S27)年」で、正面の屋根の唐破風(からはふ)の上下にある、鬼板(おにいた)と懸魚(げぎょ)の彫刻が1952年の段階で更新されている旨、書き込みました。


 まったくの推測ですが、新築1949(昭和24)年の翌1950年には、幕と共に完成したのではないかと思います。


 そうでなければ、毎年借用しなければなりませんからね。


 それがコレ。


日本神話より「須佐之男の尊(スサノオノミコト)」
屋台の彫刻
2009年2月28日撮影。

 2009年3月1日に開催された「屋台新築60周年記念 松江町の屋台展」の前日準備の際の写真です。


屋台の彫刻
 この部分ですね。


 有名な八岐大蛇(ヤマタノオロチ)を退治しているシーンですね。


 ヤマタノオロチは名のとおり、頭が8つ、尾が8つのヘンな怪物。

 月に一度、村の娘を生贄に出していたんですね。

 「そんならワシが退治してつかわす」などと大見得きってしまうスサノオ。

 酒の入った瓶を8つ用意させて、オロチが飲んでぐてんぐてんになったところでやっつけた。




 「この彫刻、頭がひとつじゃないですか!!」。


ってツッコんだら、「瓶があるでしょ」と切り返され。


 オロチといっても、彫刻の姿は龍と同じ。

 何が違うの?と訊いたら、

「瓶があって、近くに退治している人がいたら、日本神話のヤマタノオロチと理解するの」

・・・だそうです。


 今も大切に保管しております。




 屋台再興を胸に秘めつつ。


                (善)





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