21/5/3③奮闘
凧場到着時に、目撃されたところ。
(八幡町NAVAさん撮影。21/5/3、12:00すぎ)
さて、2021年5月3日。
強風(暴風)の中での凧揚げ。
開会式直後、2帖の凧は。
直前に心配された尾縄の量と長さも、結果、ちょうどよく。
ひとまず揚がりました。
凧同士が上空で接触しそうになる度に、糸を出す。
凧同士の距離を保つため。
凧と凧が接触して絡まるのは、互いに近づきすぎるから(そりゃそうだ)。
避けるには、
①揚げている場所を遠くへ移動する。
②揚げている場所を近づけて糸の絡み目(交点)を手元に寄せることで、凧同士を離す。
③糸を出して凧を遠くへやる。
・・・対処法はこれくらい??。
①と②は、凧の位置が、比較的地上から近い場合。
この5/3のように、強風でジャカスカ糸が出ていくような場合は。
そんなに手元の操作が凧に作用しませんから。
結果、③しかなくなる。
・・・出すのはいいが、あとで誰が引くんだ???
でも出さないと逃げれんしね。
そうこうしているうちに、池町の五色の凧が。
その糸と絡む。
なんしょ「合戦禁止」。
速やかに糸をほどく行動に。
絡み目を凧から遠ざけたいわけだから、揚げている手を絡んでいる相手へ寄せる必要がある。
(つまり前述の②)
そこは松江町。少ない人数の機動力。
6人がひとカタマリになって、はち切れそうなくらいに重い糸を担ぎつつ。
五色連のいる場所へヨコ移動(やや後方だったか)。
これはこれで楽しいぞ。
余分な人数が居ませんから。
凧の状態の為だけに動きが取れる。
ほどくのにも相互の了解があった方が早い。
その意味で、絡めて合戦やる時と感覚は同じ。
合戦と違って、ほどくわけだから、合意はスムーズ。
難なくほどいたら次に高林町、「た」の凧。
同じくこちらから移動。
こちらもなんとかなりました。
みんな、もっと移動すればいいのにね。
糸が絡むのを放っておくと、あとが面倒だと思うのね。
松江町、少人数の身軽さはあっても、交代要員はすぐに枯渇。少人数だけに。
つまり体力は無いので、〈強風の中をド重い糸を担いで移動する〉というのは結構辛いの。
(だからこそ、みんなもっと移動してくれりゃ助かるのにね、と。他力本願。)
それでも糸は外したぞ。
と思ったら3枚目。広沢町、紺地に白の「ひ」の凧。
こりゃ凧同士が近くて糸同士が遠い・・・。
最悪のパターンでは・・・。
その上、早くもカラダは限界。
糸を出して逃げたいが(凧同士の距離をとりたいが)。
これまでの対応の結果、糸がもう無い。
糸を出す一方で、引いているヒマがなかった。
(糸を引く体力もなかったが)
そんなこんなで、広沢町の3帖と運命を共に。
強風時の正しい落ち方、2つの凧がぐるんぐるん巻いて彼方に落下。
糸枠に二人残して、4人で拾いに走る。
・・・防潮堤が高いこと。
オイ砂浜だよ。勘弁してくれ。
やっと登った防潮堤から東方を眺めると。
砂浜に広沢町の3帖と、人。そして松江町の2帖が。
ゼェゼェいいながら、ようやく凧落下地点へ到達。
尾骨ハデに「骨折」。
イチバン下の力骨とスジカイ1本も逝ってるね。
(二日後、2021/5/5撮影)
糸目と尾縄を、お互いにほどいて、凧を担いで凧場を目指す。
防潮堤って斜面が砂地なのね。
「行き」は追い風に手ぶらで下り坂。
「帰り」は向い風に凧と尾縄を担いで上り坂。
(しかも強風)
苦行だよ、こりゃ。
揚げたメンバーが拾いに行く、という、松江町では昔もそういうことありましたね。
でもあまり一般的ではないようで。
よそ様で、松江町奮闘してた、と評されたとのこと。
糸も無事回収し、この日は撤収。
時刻見たらまだ14:00前じゃないの。
ということは、わずか1時間もしない間に。
凧を揚げ始め、2町と糸をほどき、広沢町と共に落下して、拾いに行って、現場でほどいて、帰ってきたのね。
実質揚げていた時間は20分程度か??
カラダの状態はもう夕方くらいでしたが。
撤収後、切れた糸を継ぐ作業が・・・。
(2021/5/3撮影)
(善)
関連記事