松江町の屋台展2009
2009年3月に開催した 「屋台新築60周年記念 松江町の屋台展」 の模様です。
1966(昭和41)年を最後に休止・解体した松江町の屋台。戦後最初の1949(昭和24)年新築の屋台の60周年を記念して、松江町自治会主催、浜松凧揚祭研究会協力で開催しました。
屋台正面、妻虹梁(つまごうりょう)と三ツ斗組と蟇股(かえるまた)彫刻、1949(昭和24)年製。&おはやし連の法被(桃色)、お師匠さんの法被(茶色)。
正面の屋根の下の部分ですね。唐獅子に牡丹の彫刻。
2頭の獅子が戯れているのは玉の入った籠。屋台が動くと中の玉がコロコロと転がる音がしたそうです。「籠彫り」と呼ばれる技巧に富んだ彫刻です。
初期正面鬼板(おにいた)と懸魚(げぎょ)。屋台の正面の屋根の上下につく彫刻です。
素戔嗚命(スサノオノミコト)が八岐大蛇(ヤマタノオロチ)を退治している日本神話の名場面。スサノオの隣にいるのは櫛名田姫(くしなだひめ)。1950(昭和25)年頃の彫刻。
後期正面鬼板懸魚。
桃太郎が犬・猿・雉とともに鬼を退治している日本昔話の名場面。1955(昭和30)年の作品。
『中日新聞』掲載記事より。
大勢の方にご来場いただきました。
(善)
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